相手から追突された交通事故の正しい対処法について

自動車を運転する人にとって貰い事故は非常に厄介なトラブルです。自分は安全運転に細心の注意を払っていても、相手側の非で事故に巻き込まれてしまうことは珍しくありません。車両の損傷や怪我の治療などの問題を解決するまで長い時間を要することが多いので、貰い事故に遭った際は速やかに適切な対処を取ることが重要になります。

交通事故のトラブルの詳細を学び、正しい対処が出来るように努めましょう。

貰い事故の特徴と通常の事故との違い

貰い事故は被害者側にまったく非が無い交通事故を意味します。通常の交通事故はどのような状況であっても、加害者と被害者の双方にそれぞれ非があると見做されるのが一般的です。しかし、貰い事故はすべての非が加害者側にあると見做されるので、事故に対する賠償責任も全額を加害者側が負担することになります。

貰い事故とは、法定速度内で走行している際や信号待ちで停車している際に後方から追突されたり、対向車線から逸脱した車両に追突されたりするなどの事例が挙げられます。また、青信号で横断歩道を通行中に車両に轢かれるなど、歩行者でも貰い事故は成立するのが普通です。

ただし、貰い事故を立証するためには客観的な証拠が必要になることが多いので、車両にドライブレコーダーを装備しておくのがドライバーの務めになります。

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後方から追突された場合の身体機能の損傷について

貰い事故で最も多いのが後方からの追突です。交通事故で多い後方からの追突は被害者側の乗員にむち打ち症の疾患をもたらす問題があります。むち打ち症は骨折や腫瘍などの目立った異常が無いことから、医学的な検査での立証が難しいのが特徴です。

また、同じ衝撃を受けても人によって症状の度合いが異なるのもむち打ち症の証明が困難な理由の一つになっています。むち打ち症を患うとわずかな振動や刺激でも首や肩に強い痛みが生じる他、腕を上げたり首を曲げたりするのが非常に困難になります。

さらに、むち打ち症は一度発症すると根本的な完治は難しく、鈍痛の慢性化や倦怠感に見舞われるなどの後遺症が生じることも珍しくありません。精神的な負担も大きくなることから、むち打ち症の治療は心身両方の状態を改善させる方向で進める必要があります。

貰い事故に見舞われた際の対処法

交通事故に遭った場合は、すぐに警察と保険会社に連絡することが大切です。事故の当事者同士で勝手に示談を進めると、後になって体の不具合や車両の損傷に対する補償に関するトラブルに発展するためです。

貰い事故であっても事故直後の対応は変わらず、警察と保険会社への連絡は必ず行うことを心がけましょう。さらに、交通事故に遭った際は被害の度合いに関わらず、必ず病院で検査を受けることが重要になります。交通事故による衝撃は瞬発的に体に伝わるため、事故直後は異常が無いように見えても後になってから重大な不具合が生じる可能性があるためです。

特に、後方から追突される貰い事故の場合はむち打ち症や脳機能の障害など、重大な後遺症が生じる危険があります。出血や腫れなどの目立った問題が無く、痛みを感じなくても病院で検査を受けるのが正しい対処法です。また、事故直後に病院での検査を受けるのが良い理由は身体機能の不具合の原因が交通事故にあると特定しやすいためです。

もしも、事故直後に検査を受けず、後になってから体に不具合が生じてもその不具合が交通事故によるものと判断するのは非常に困難になります。

加えて、病院での検査は自覚症状が無い身体器官の損傷を発見する意味もあるので、どのような事故であれ必ず検査を受けるのが健やかに暮らすための重要な条件です。

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貰い事故に対する慰謝料の詳細

交通事故に見舞われた場合、加害者が被害者に対して慰謝料を支払うのが普通です。交通事故の慰謝料は怪我に対する治療費と後遺症が生じた事への補償に分けられます。似たような状況の事故であっても被害者の怪我の度合いや後遺症の有無で慰謝料の金額が変わるのが特徴です。

貰い事故の場合、被害者側には落ち度が無いので慰謝料の全額は加害者が支払います。しかし、貰い事故は立証が難しく、被害者の怪我の度合いによっては慰謝料の金額も少なくなるので注意が必要です。また、後遺症に対する慰謝料は事故後の生活への影響が金額を左右するので、被害者の所得や生活水準によっては同じような事故であっても慰謝料の金額が大きく変わります。

むち打ち症のように客観的な証明が難しい後遺症は慰謝料の対象にならないこともあるので、請求の際は十分に注意することを心がけます。

走行中に追突されないための心構え

後ろから追突される貰い事故は自分が安全運転に努めていても完全に防ぐことは出来ません。貰い事故に遭わないためには走行中でも常に周囲の状態に気を配ることが重要になります。また、停車の際は車間距離に余裕を持たせ、ブレーキをゆっくりとかけるのも貰い事故を防ぐ工夫の一つです。

急ブレーキをかけて停車する行為は後ろから追突されるリスクを増大させます。さらに、被害者側にも過失があると見做され、貰い事故とは扱われないので注意が必要です。その他に、走行中の車線変更も追突事故に繋がるので、必要では無い車線変更は行わないことを心がけましょう。

加えて、路面状況によってはタイヤがスリップしてしまうこともあるので、法定速度よりも低い速度で走行することが事故予防の工夫です。追突事故の多くは前方の安全確認の不備で起きますが、悪天候で視界が悪くなるなどの要因でも事故が起こる可能性があります。

ブレーキランプが切れていたため車両が停止しているのに気がつくのが遅れたケースもあることから、車両の整備をこまめに行うことが重要になります。また、車両の汚れでブレーキランプが見えないこともあるので、定期的に汚れを取り除いてランプが見えやすいようにするのもドライバーの務めです。

信号や踏切など、その場で停車することが誰にでも認識出来る場であれば追突される危険はさほど多くありません。しかし、死角からの歩行者の飛び出しなど予測不能なトラブルが起きた場合は後ろから追突される可能性が高くなります。

走行中はどのような場所であっても歩行者の飛び出しのようなトラブルが起きる可能性を考慮し、前方だけではなく左右の状況も逐一確認出来るように、視野を広く取って運転するのが追突事故を避けるための心得です。なお、車高が低い車両は視野が狭くなりやすいので、座席の高さを調節したり窓を常に綺麗に保ったりするなどの工夫が必要になります。